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森のオープンギャラリー
大きな木
作品タイトル:『シロイルカの森』
作者:坂口寛敏+潮田友子
領域:45m×16m
素材:土、消石灰、材木、和紙、鏡、鉛、ガラス塊
帯広の真鍋庭園に新設された森のオープンギャラリー『大きな木』の場所は園内の池を渡って樹齢50年ほどの針葉樹で構成された小さな森の中にある。
この小さな森に、樹木の間に見え隠れする消石灰を撒いた白い 大小5個の円形の山と1個の皿状の形態を造った。その白い皿状の 形態は、一本の木を取りこみ、緑色のガラス塊と舟が置かれている。木々に設置した3個の鏡は、森の始まりと終わりと中間に吊され森の深さや自分自身の姿が映し出される。
森は散策する所、生活の場で忘れている感覚が呼び戻される。
森の広さや深さを測る身体的感覚や、森が内包する光や音を受け止める視覚や聴覚などである。
作品『シロイルカの森』は、一人ひとりの感性を頼りに全身を解放して、自分なりの独自な体験するための一種の装置と考えている。
森で生活するリスや小鳥達も含め、光や音を内包する森そのものが 作品である。
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